当院の診察方針は、
- 問診
- 検査
- 確定診断・治療方針の相談
- 治療・治療中のフォローアップ
の流れになります。
当院は、患者様お一人お一人の状況を丁寧に把握し、その根底にある原因を明確にすることに重点を置いて診察を行っています。来院された際には、まず現在の症状がどのような経緯で発生した詳細をお聞きします。当方からお伺いする内容もあります。
これにより、症状の原因となっている可能性が高い要因を一つ一つ特定あるいは否定していきます。
1,問診
当院の診療方針は、患者様お一人お一人の状況を丁寧に把握し、その根底にある原因を明確にすることに重点を置いて診療を行う事です。来院された際には、まず現在の症状がどのような経緯で発生したのかを詳しくお聞きします。これにより、症状の原因となっている可能性が高い要因を一つ一つ特定あるいは否定していきます。
この過程を【問診】と言いますが、日々触れ合っている飼い主様が感じたことや不安に思うことなどを詳しくお伺いすることにより、数ある病気の中から否定できる病気を取り除き、可能な限り原因と思われる病気を特定あるいは否定してきます。その後、最終確定に向け検査でしか見分けることができない病気をチェックし、最終確定をしてきます。
そのため、飼い主様に対する問診は病気を最終確定するまでの経緯において非常に重要な情報になります。
「こんなことは話さなくてもいいだろう」
と思わず、どんな些細なことでもお話いただけるととても助かります。また、こちらでもできる限り病気の最終確定のため必要なことはすべてお伺いしていきます。この段階で可能性がある病気が少ないほど費用のかかる検査も少なくなっていきます。
2,検査
問診の結果、必要最低限の検査を実施してまいります。
言葉をしゃべることができないために、辛さをうまく表現できずに苦しんでいる動物に対応するために、当院では可能な限り、院内で検査が済むような機材を導入しております。
検査には観血的検査(採血を行う検査)、非観血的検査(行わない検査)、がありますが、体調を崩して弱っている仔に対し最小限のストレスで済むような検査を選択して行います。
時に、死の淵に近い仔に負担のかかる検査を行うと、院内で亡くなってしまうという事例もありますので、検査は細心の注意を払って実施しています。
また、過分な機材を持とうとは思いませんが、検査のために血液検査、レントゲン検査、超音波エコー検査、皮膚検査、腫瘤の針穿刺検査、便検査、尿検査など、迅速に結果が分かるほうが治療効果の高い病気に対する検査は、極力、院内で行うように心がけております。
3,確定診断・治療方針の相談
検査の結果を見て病状を確認し、病気を確定していきます。
病気が確定すると治療法のオプションが決まってくるため、飼い主さまにメリットやデメリットを含め治療方針の提示・相談をしていきます。
治療には主に、自宅で薬剤を投与し通院、薬剤を点滴し入院、手術が必須な仔に対しては状況を見極めて手術・入院・退院後の通院などがあります。
治療の選択にあたっては、飼い主様と意見を交換、共有し飼い主様と治療スタッフが同じ方向を向いて治療できる方法をご相談し決定いたします。それぞれの小さな家族にとっても飼い主さまにとっても最適な解決策を一緒に見つけることに力を注いでいます。