幼少のころから常に動物が身の周りにおり、命の大切さ尊さ優しさなどはすべて動物から教わったと感じています。年齢とともに生き物への愛情がどんどん深くなり、最近は昆虫や幼虫でさえ愛おしい日々です。

一度は動物看護の世界から離れ他職も経験しましたが、動物たちに少しでも恩返しができたら、役に立てたら、との思いで、どうしても動物看護の道を歩みたいと家族の協力のもと再開し携わらせていただいております。

来院される動物はそれぞれ不安や恐怖を感じていることもありますが、その仔その仔に合わせた保定法や検査の仕方で、患者様はもちろん飼い主様にも少しでも安心しリラックスしていただけるような看護を目指しています。

日々発展する動物医療の世界で、まだまだ学び途中なこともありますが、身を捧げて看護をさせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

私が高校生の時、子供の頃から姉弟のように育ってきたシーズーが突然歩けなくなり、

激しい痛みで呼吸も荒く鳴き続けていました。

側に居ても何もしてあげられず、家族にとってもとても苦しい時間でした。

幸い、当時かかりつけの獣医さんの懸命な治療とリハビリにより回復、無事に寿命を全うすることができ、その時の感謝の気持ちから動物看護の道を目指すこととなりました。

専門学校卒業後は市内動物病院にて、長年多種多様な保護動物と関わるお仕事をさせていただいておりました。行動学という枠では収まりきらない現場ならではの貴重な学びがありました。

今までたくさんの動物たちに教えてもらったひとつひとつの経験を大切に、飼い主様とかけがえのない家族である動物たちの暮らしが穏やかに続きますよう、少しでもお手伝いをさせて頂けたら幸いです。