ペットについて調べていると、たまーに出てくる「エキゾチックアニマル」という言葉。
もちろんネットで調べればすぐに意味は出てくるので、この記事に辿り着く前に答えを知っている方も多いかと思いますが、この記事ではもう少し掘り下げたお話をしようと思います。
目次
エキゾチックアニマルとは?
エキゾチックアニマルを直訳すると外国産の動物。ペットとして輸入された動物という意味ですが、一般的には犬や猫のように長年人間と生活してきた動物以外の種、要は「ちょっと珍しい動物」という意味合いで使用されています。
エキゾチックアニマルの種類
エキゾチックアニマルと一括りにして呼ばれている「ちょっぴり珍しい動物さん」ですが、定義が曖昧なために、種類がとっても多いです。
例えば…
- ハムスター
- フェレット
- オウム
- エリマキトカゲ
- リス
- リスザル
- チャボ
- カメレオン
- デグー
- ウサギ
- カエル
- トカゲ
- モモンガ
- インコ
- ウーパールーパー
- カメ
- ハリネズミ
- 文鳥
- ヘビ
他にもたくさんの種がありますが、キリがないので代表的な動物をピックアップしました。
それでもこれだけたくさんの種があり、もちろん最適な治療方法も千差万別です。
エキゾチックアニマルが人気の所以
エキゾチックアニマルに共通する特徴
種によって少しずつ特徴や性格などが違いますし、もちろん個体によっても様々ですが、一般的にエキゾチックアニマルは次のような特徴(というよりも注意点)が存在します。
寿命が短い
一般的に、エキゾチックアニマルはイヌやネコよりも寿命が短いことが多いです。例えばハムスターは2年ほどですし、フェレットの寿命は6~8年程度です。もちろんヘビ(10~20年)などの例外もありますが、おおよそほとんどの動物の寿命が短いのが特徴でしょう。
環境適応能力が低い
エキゾチックアニマルのほとんどは本来日本に存在していない動物です。
そういった動物は種の特性上、日本の環境に適応しない場合が多く、注意が必要です、
とってもデリケート
エキゾチックアニマルには小さい動物が多く、非常に繊細です。治療の際も手術に耐えられる体力がないこともあります、どのような治療を行うかは、獣医師と相談しながら慎重に判断してください。
病院の選び方
大切なご家族様のことですので病院選びは慎重になりたいところ。
とはいえ「エキゾチックアニマル」と一括りにするには曖昧な定義ですし、何より種が多すぎます。
これらの動物は病気や怪我の診療方法やその治療方法がまだまだ解明されていないものも多いので、「エキゾチックアニマルを診療できるかどうか」で病院を探すのではなく、「飼っている動物に適した病院」を探すことが重要になります。
最後に
当院では「根拠のある診療」を重要視しており、根拠を持って医療にあたれない種の診療はお断りさせていただく場合もございます。
もちろん緊急で近くに診療所がない場合などの応急処置等は場合のよって対応できる時もありますので、まずは悩む前に、お気軽にお電話でご相談くださいませ。