犬は体調不良が起きていなくても、食べ過ぎや早食いで、消化されていないフードを吐くことがあります。そういったとき、我々飼い主はどのように対処をすれば良いのか。
開業から18年間横須賀市で動物病院を経営している当院から「最初にやるべきこと」
をご説明させていただきます。
実際に起きてからでは間に合いませんので、
大切なワンちゃん(ネコちゃん)の為にも覚えておいてください。
最初に行うこと – 気道確保
ワンちゃんが吐いてしまった際に最初に行うことは「気道確保」です。
口の中に吐瀉(としゃ)物が詰まっていないかを確認しましょう。
詰まっているものが手前にある場合はスプーンのようなものでワンちゃんを傷つけないように取り除いてください。
(指を入れると噛まれるリスクがあるので注意ください。)
↓同時に吐瀉物のチェック等も行えると、次項目の病院にて診断・処置にかかる時間が少しでも早まる可能性があります。出来そうでしたら合わせて確認してみてください。
次に行うこと – 近くの動物病院に連絡する
気道が確保できしだい、できるだけすぐに近くの動物病院やかかりつけ医にご連絡ください。
ただ食べ物を詰まらせただけだとしても、気道確保の際にスプーン等で喉を傷つけている可能性もありますし、それ以外の原因の場合には、その原因によって対処方法も変わります。
「大丈夫だろう」と思う前に専門の動物医からの判断を仰ぐことが大切になります。
そもそも吐かない対策と、万が一の際の対策を。
嘔吐の原因は身近なものがほとんどです。 危険なものは管理を徹底し、ペット保険で突然の事故と治療に備えましょう。